11月の中旬に、枚方市へオリエンテーリングの指導に出かけたことはことは、前回のコラムで紹介した。今回は、現地にいくまでのトラブルの話をしよう。
その日東京で19時すぎまで会議をした僕は、19:30過ぎののぞみで京都までやってきた。京都についたのは、9:30ごろだったので、ゆうゆう22時までには、枚方市の駅のすぐそばにとったホテルに着けそうだった。とにかく最近眠らないと不調になるので、その時刻までに着けるのはありがたかった。JR奈良線に乗り、京都の次の東福寺で京阪に乗り換える。東福寺は各駅しか止まらないので、どこかで速い電車に乗り換える必要がある。名前は忘れたが、途中の大きな駅で特急電車の待ち合わせとなった。降りて、路線図を確認すると(図)、特急の線の枚方のところには○がついている。ラッキー、止まるじゃないの。安心して、この電車に乗り込んだ。枚方市までは結構距離があったが、ちと長すぎるんじゃないの、と思っているうちに、見慣れた風景を電車はスピードも落とさず通過し、「次は京橋」だという。はて、枚方市までの間に京橋なんて駅はあったのかしら?路線図を確認すると、それはもう大阪市内じゃないか。
そこまで電車は15分くらいノンストップで走る。仕方がないので、京橋から下りの電車に乗って枚方市まで戻ってきた。都合30分以上のロスタイム。確かに確認したはずだが、と思って京橋で電車待ちの間にもう一度路線図を確認した。枚方市の○の中には▲印が書いてあって、端っこの注意書きを見ると、どうも枚方市の特急が止まるのは朝夕だけらしい。
なんだよ、ちきしょう。分かりやすい路線図にしろ!と怒ると同時に、コラムのネタが一つできたなと思って、路線図を写真にとり、ホテルに向かった。